ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ブロードウェイと銃弾」

ブロードウェイと銃弾 [DVD]
米/'94年製作/ウディ・アレン監督


やっかいな役者たちに振り回されながらも芝居を成功させるべく奮闘する若手劇作家の物語。本人の出演しないウディ・アレン映画です。
これは面白い。富と権威と権力蠢くブロードウェイで成功を収めるために「悪魔に身を売る」掴みから、まさかのゴーストライターの登場や恋愛模様、果てにはギャングの抗争まで、これでもかと様々なエッセンスが詰め込まれてそれら全てが、ザ・物語。でも決して突拍子ないわけじゃないから観ていて飽きないのです。主役が凡才代表なところがミソですね。三谷幸喜はこういう映画を撮るべきだ。
子分チーチ役チャズ・パルミンテリがおいしい。良いところしかない役ってあるんですね。