2011-11-19 「駅/STATION」 映画館 日本/'81年製作/降旗康男監督 狙撃の名手である札幌の刑事が、出会う女たちに心を揺さぶられる。同じく新文芸座にての「倍賞千恵子特集」2本立てです。 高倉健の高倉健による高倉健のための映画。そして高倉健が"高倉健"を捜す映画。流されるままに生き、そして流れていく、そのあり方に悩む。でもラストシーンで退職願を破ることでこれからも流されていくことを決める。それすらも肯定してしまうのです。「ありのままでいい」とでもいいたいかのように。ところどころ挿入される抽象風景描写があまりよくわからなかったです。 『家族』のカメオが渥美ならば此方のは武田鉄也。爆笑。