ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「世界で一番速い女」

日本/'01年公演/大阪市立大学劇団カオス(後藤ひろひと作、松下一美演出)


世界初の新幹線運転士になるべく、差別にあいながらも頑張る女性運転士の姿を描く。劇作家の大王・後藤ひろひとの劇団「遊気舎」時代の脚本を、大阪市大の演劇サークルが上演したものです。
大王のハートウォーミング系(勝手に分類)の戯曲でした。でもかなり正統派な内容で近年の大王しかしらない遅参ファンとしてはちょっと複雑な気持ち。良い悪いではなく、なんとなく。作品としては、丁寧なつくりでしたがネタ部分のやり切れて無さがやはり目立つかと。もっとそちらでぶっ飛べれば他のシーンが逆にやりやすいと思います。噂には聞いていた伝説の存在「羽曳野の伊藤」は・・・ズルイ(笑
映像の効果が良いですね。なぜあれが下に継承されていないのかしら。