ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「高き彼物」

日本/'09年公演/加藤健一事務所(マキノノゾミ作、高瀬久男演出)


元英語教師の人柄を慕い集まる人間たちの温かい人間模様を描く。創設30周年記念公演です。
みんないい人、でもそれが心地よい。マキノノゾミによる「M.O.P.」用じゃない芝居を観るのはまだ2作目ですが、人間が深く丁寧に描かれているために何気ない台詞が面白かったりグッときたりして、うまいなあと思います。もちろんそれも、そのホンに乗る基礎のできている役者たちがいるからこそ。まさに「玄人の芝居」でした。
加藤健一の声はやはり惚れ惚れします。キョンキョンは最近本当に舞台でよく観ますね。滝田裕介のとぼけたおじいさんが好きです。