ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「夢から醒めた夢」

日本/公演終了/劇団FREEDOM PARTY(浅利慶太/奈良和江作、小室祥子演出)


幽霊と1日だけ現実世界にいる権利を交換した夢見る少女が、霊の世界に優しさを運ぶミュージカル。赤川次郎原作で劇団四季による舞台を大阪アニメーションスクール声優科の有志が上演したものです。
声優の卵たちとだけあって台詞を聞き取りやすくかつ感情乗せて発する技量は流石それなりに。ただミュージカルとしては致命的に歌が客席まで届いてなかったです。結構舞台と客席は近かったのですが。そして台詞ではない部分の演技が中途半端な役者がチラホラ。演出が主役もやっていたせいか細かい箇所まで目が配れていない印象を受けました。
台本は突っ込み所多過くて。まあミュージカルですし赤川次郎ですし。前面で向かい合う役者の顔に影が出てたのは残念。スポットが役者を追いかけるのはプロっぽくて良いですね。