ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ショウ・マスト・ゴー・オン〜幕を降ろすな」

日本/'94年公演(再演)/東京サンシャインボーイズ(三谷幸喜作・演出)


高齢のワンマン座長率いる劇団「万(よろず)」の公演中、次々起こるハプニングに翻弄される舞台スタッフたちの姿をコミカルに描いたシチュエーションコメディ。三谷幸喜の劇団時代の代表作のひとつです。ニコニコ動画よ、ありがとう。
舞台は舞台袖、主役は舞台監督。脚本としては伏線もそこまでなくあまり巧いとは思わなかったけれどそれでも何より爆笑でき、更に芝居の楽屋裏を描いているのが興味深かったです。芝居への情熱という点では見習うところが多々ありいの。印象的な台詞を2つ。「幕が開いたらヘッドは俺(舞監)なんだ」「裏方にとって舞台に出るのは一つの恥だ」。肝に銘じます。
西村雅彦は上手いと思えないけれど味があるのか飽きないんですよね。伊藤俊人小林隆は嫌でも目に入ってきます。でも一番おいしいのは梶原善!お〜うメルティ。