ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ダ・ヴィンチ・コード」

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
米/'05年製作/ロン・ハワード監督


世界的ブームとなったダン・ブラウンの同名小説を、アカデミー賞受賞監督ロン・ハワード×トム・ハンクス×オドレイ・トトゥら豪華キャスト陣で映画化したエンターテイメント映画。ある映画館で500円特別上映をやっているのを知り、映画館で観てきました。
上下巻に及ぶ長編小説を2時間半という上映時間に収めようとしたため、端折ってある部分もいくらか有り、原作を読んでない人には少々わかりづらいかと思いました。特に主役であるラングドンとソフィーに関する説明が無さすぎ。それでも、本の世界が忠実に映像化されているので原作が好きな人は好きでしょう。端的に言うと、"小説の挿絵"みたいな映画でした。観てて、ちょっと『ナショナル・トレジャー』と被った。
一つ気になったのは、前々から批判の的となっていた、宗教団体オプス・デイの描写が強調されすぎでは、ということ。あれってよくよく考えてみれば、あまり内容と関係ないんですよね。特異な慣習を面白がっているだけとしか思えない描き方がちょっと気になりました。