ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「天保十二年のシェイクスピア」

日本/'05年公演/井上ひさし作、蜷川幸雄演出


この作品は'74年に上演され、その後劇団☆新感線いのうえひでのりの手で再演、そして去年、シェイクスピアの演出で世界的評価を得ている蜷川幸雄により再々演を果たしました。シェイクスピアの戯曲を全て一つの舞台に盛り込んだ脚本家の腕とその遊び心は凄すぎです。今回の出来はどうやら賛否両論(までもいかない?)らしいですが。俳優をふんだんに使った舞台は圧巻。唐沢寿明藤原竜也篠原涼子夏木マリ・高橋惠子・吉田鋼太郎・他そうそうたるメンバー。音楽は宇崎竜堂。
内容は、いい意味でも悪い意味でも猥雑で、何かと下ネタが多かったです。シェイクスピアお得意の「差別と偏見」はしっかりと。そしてとにかく唐沢がしゃべるしゃべる、エディ・マーフィー並みにしゃべる(笑)藤原竜也篠原涼子の出入りの最中のラブ・シーンは爆笑。宇崎竜堂の歌も結構ばからしくて好きです。
シェイクスピアは生涯で37本の戯曲を書いたそうですが、観たことあるのはその内10本くらい。元ネタが全部わかったらもっとおもしろいんだろうな。ヴェニスの商人は気づかなかった(笑)
先日WOWOWで放映されたのを知人に借りて観たのですが。WOWOWいいな〜、今月はNODA・MAPを2本やるし、三谷幸喜の新作歌舞伎もやるし。録画してくれる友人が今だ見つからず、どれも観れなさそうです(泣)高すぎる!!