ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「12人の優しい日本人」

日本/公演中/三谷幸喜作・演出


劇場へ行ってまいりました!90年に劇団東京サンシャインボーイズが初演し好評を博し、91年・92年と再演を繰り返し、91年には中原俊監督で映画化もされ多大な評価を得た(トヨエツのかっこよかったこと!)、あの作品の再々々演です。
近い将来現実となるらしい「裁判員制度」。もし日本で裁判員制度(劇中では「陪審員制度」)があったら、という設定で、集まった個性豊かな12人の陪審員たちが一つの事件を審議するがスムーズにはいかなくて・・・という芝居です。
出演俳優は一新されて、江口洋介筒井道隆小日向文世温水洋一といった演劇界やTV・映画界を担っている俳優がそろっています。豪華。

最初に観た映画での衝撃が強かったので、どうしても比べてしまいますが。確かに今回のもすごくおもしろかったのですが、どうも新鮮さがなかったです。生瀬勝久は最初からうさんくさい(笑)ので映画版の相島一之みたいな"豹変する"って感じがなかったな。江口も軽いし(役が)。温水は上手かったです!



↓ネタバレ注意(ってほどではないですが

オチが違うという噂を耳にしていたのですが・・・同じでした。あの素晴らしい名文句は何度聞いてもおもしろい(「飲み物」)。